【 ご献本 】ジョン・キム「ジョンとばななの幸せって何ですか」
ご献本をいただきました!
ジョン・キムさんの新刊は、なんと吉本ばななさんとの対談本。
吉本バナナさんと言えば、多感だった大学生の頃、そして新入社員の頃に一人でむさぼるように読んでいたことを思い出す。
1987年 海燕新人賞受賞作「キッチン」
どきどきしながら読んだな〜。カツ丼届けるシーン、きらきら輝いていた。少女漫画を読んでいるような興奮と感動。言葉の切り取り方の美しさ。どきどきした自分もきらきらしていた青春時代だ。
1989年 山本周五郎賞受賞作「TSUGUMI」
リクルートに入社して、毎日飛び込み営業、どぶ板営業をさせられていることに反発して、マガジンハウスの真ん前にある喫茶店に置いてある女性雑誌Marie Claire に連載されているこの小説を毎月楽しみに読んでいた。要はさぼっていた、だけなんだけれど(恥)
そんな、ばななさんと、何度か、講演、対談などでご一緒させていただいたジョン・キムさんが本を出されたとは。嬉しい、ちょっと、うらやましい(笑)
なによりも、前書きに、驚かされた。
「私はこのいまえがきを、自分の長いまえがき人生の中でも最高に力を入れて欠いている。いつかこのまえがきがジョン・キムを支える、そんな気がするから。」
愛されている。期待されている。ジョンさん。すてき。
さりげなくところどころに、ショーペンハウアーは・・・とか、サガンは・・・とか、エリック・ホッファーは・・・とか。かっこいいなぁ。
でも、僕は芸風違うからなぁ。僕は、最澄は・・・とか、佐藤一斎は・・・とか、になりそう。おじいちゃんっぽい引用です。
読んでいてほっこり。なるほど。うーん。つぶやきながら125ページを読了しました。文字数少なく、お茶を飲みながら読むのに、とてもいい本だな、と思いました。
ジョンさん、ありがとうございました!
◉ジョンキムさんのベストセラー
◉ばななさんとジョンキムさんを結びつけた本
◉この本もかっこいい