スクールカウンセラーになりたい

スクールカウンセラーになりたい

今の仕事である研修講師を引退したら、スクールカウンセラーになりたい。それが夢であり、憧れだ。

現在、活躍されている方に
「そんなに甘い仕事ではないぞ」
「学校教育経験もないあなたには無理だ」
と叱られそうだが、憧れなので許してほしい。
 
現在、企業研修講師に携わっている僕は常にジレンマを感じている。
 
受講者さんや人事の方がいつもおっしゃる、あのジレンマだ。
 
「部下育成をするべきなのはわかる。けれど売上と納期のプレッシャーがあるから、人を育てる余裕がない」
 
このセリフを聞くたびに「またか・・・」と思う。
 
わからなくはないジレンマだが、それをいいわけにして、育成から逃げているように感じてしまうからだ。

学校教育、子供の教育にはこのジレンマがない(ように思える)
 
だから、憧れなのだ。

実際には、学校教育にだって、たくさんのジレンマがあることは想像がつく。
 
しかし、僕の夢や憧れの話だから、そこは、まあ、夢想させていただきたい。
 
もう一つの憧れがある。
 
それは、援助する対象が、40歳を過ぎたおじさんではなく、純粋で可能性に満ちた子供たちであることだ。
 
こんなことを言うと
「おじさんに可能性はないのか!」
「おじさんは汚れている、というのか!」と叱られそうだが、まあまあ、自由に夢想させていただきたい。

で、ここまで語っておいて、結論が真逆に行くようであるが、しかし、現実は違う着地になるのではないか、と思っている。
 
やはり、僕のお役目は最後まで産業界分野。つまりは、同じカウンセラーでも企業のお手伝いになるのだろうな、という予感めいたものがあるのだ。

なぜならば、明らかに僕のキャリアは産業分野だからだ。
 
もちろん、強い情熱を持って仕事を探せば、スクールカウンセラーになることができるかもしれないが、やっぱり、僕は引退後に、産業分野の企業カウンセラーを目指すだろう。
 
つまり、それは、おそらく自分の意思だ。
 
スクールカウンセラーに憧れるのは嘘ではない。
 
でも、それ以上に、僕は誰かの役に立ち、それを感じたい、という信念がある。

学校教育でもお役に立つ自信はある。

しかし、それ以上に、僕はきっと産業界に必要とされ、それが僕の喜びになるだろうと感じている。

だから、僕は引退後に「スクールカウンセラー、憧れるなぁ」と口にしつつ、企業内カウンセラーの道を探すだろう。

それが僕のお役目であり、お役目に従うことが幸せだと思うのだ。

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